これから行われる三者面談は、
学校の先生・保護者・本人の3人で進路を話し合う、とても重要な面談です。
三者面談では、
・これまでの学習状況
・学力調査テストの結果
・内申点
・過去の入試傾向
などをもとに、**「今の自分は合格圏内にいるのか」**を確認し、進路を決定していきます。
今回は、三者面談に向けて特に注意してほしいポイントをまとめました。
① 学力調査テストは「結果」より「位置」を見る
三者面談では、
2回の学力調査テストの点数そのものよりも、
・志望校の合格ラインと比べてどうか
・平均との差はどのくらいか
・今後、伸びそうかどうか
といった 「学力の位置」 が重視されます。
「点数が悪かった」「良かった」だけで一喜一憂せず、
志望校との距離を冷静に見ることが大切です。
② 内申点は「もう変えられない前提」で考える
最新の内申点は、
この時期になると 大きく動かすことは難しい のが現実です。
三者面談では、
・今の内申点でどこまで狙えるか
・当日点でどれくらい必要か
という話が中心になります。
「もっと内申を上げておけば…」と後悔するより、
👉 今ある内申点をどう使うか
👉 当日点でどうカバーするか
を考える姿勢が大切です。
③ 強気すぎ・弱気すぎはどちらもNG
三者面談でよくある失敗が、
・根拠のない強気
・必要以上に弱気
のどちらかに寄ってしまうことです。
✔ データを見て「現実的に届くライン」
✔ チャレンジ校と安全校のバランス
を意識しながら、冷静に選択肢を考えることが重要です。
④ 自分の気持ちを言葉にできるようにしておく
面談では、先生から
「なぜこの高校を希望していますか?」
と聞かれることがあります。
・家から近い
・部活動がやりたい
・大学進学を考えている
理由は何でもOKです。
大切なのは、
👉 「自分で考えている進路」だと伝わること。
事前に、
「第一志望の理由」
「迷っている点」
を少し整理しておくと、面談がスムーズになります。
⑤ 面談は「決定」ではなく「方向性を決める場」
三者面談は、
すべてをその場で決め切る必要はありません。
・いくつか候補を残す
・私立と公立の組み合わせを考える
・今後の勉強方針を確認する
こうした 方向性を共有する場 だと考えてください。
✨ まとめ
三者面談で大切なのは、
✔ 学力調査テストは「位置」で見る
✔ 内申点は現実的に受け止める
✔ 強気・弱気に偏らない
✔ 自分の考えを持って臨む
✔ 面談はスタート地点
という5つです。
「自分の場合はどう考えたらいい?」
「この成績でどこが現実的?」
そんな具体的な判断に迷ったときは、
👉 塾での個別面談で、データを見ながら一緒に整理しましょう。
三者面談を、
納得できる進路選択につなげていきましょう。
